建物のあり方に工夫して、建物の周りにある自然エネルギー(太陽・風・地熱)を最大限に活用・調節できるようにし、高い質の室内環境を実現させながら、省エネルギーに寄与しようとする、建築設計の考え方とその手法が生かされた家です!
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断熱化をはかり、自然室温を維持して適時適温を実現します。冬、建物の中にある熱を逃がさないようにします。
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夏期や中間期に室内に侵入する日射を遮り、涼しく保ちます。夏、建物に入ってくる日射熱を少なくします。
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夏期夜間や、中間期に外気を取り入れ室温を涼しく保ちます。
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昼間の明るさを室内に取り入れ、人工照明利用を減らします。1年を通じて、自然光をうまく取り入れます。
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冬期において、主に開口部から日射熱を習得して、蓄熱し、夜間に利用します。
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お庭のある暮らしで温度をコントロールできる!
ヒートショックで搬送される数推定17,000人/年は交通事故死者数4,000人/年よりはるかに多く、家をつくる者として無視できない状況になっています。保温性を向上させないことは人命に関わるという意識で家づくりに取り組んでいます。
お医者様は「病気を治療」しますが、住宅は「病気を予防」します。「温熱環境」「シックハウス対策」と、今、医学の先生たちの中でも、予防医学としての住宅の存在に注目する方々が出てきました。病気になってから治療するのではなく、暖かい・清潔な家を作って、病気にならない環境を作ることが大事だと。家づくりの工務店・設計事務所との協働の取り組みが活性化してきています。